天気はすごく良くて日差しが暑いくらい。
イタリアは現地ガイドさんが一緒でないとダメらしく、日本語のしゃべれる現地の人か、現地の人＋日本人といった組み合わせでガイドがつきます。
まずはスフォルツェスコ城（Castello Sforzesco）。元々はヴィスコンティ家という一族の城をスフォルツァ家が貰って（というか婿に入ってとか言ってたかな？）改築したんだそうな。正面の時計塔が立派でカッコイイ。15分くらいしか時間がなくてほとんど見れなかったのですが、なんつーかすごいなぁと。
外のレンガに小さい穴が沢山開いているんですが、これは作る時の木組を抜いた後で、結局きれいにしないでそのままにしているのだそうです。
門から入ってまっすぐの通りを奥まで行って帰ってで時間切れ。馬に乗った警備の人？が通っていったけど、警備なのかパフォーマンスなのか不明。紋章とかもっとじっくり見たかったなぁ。途中地元のおじさんと思しき人と挨拶を。蔦をちょっと取ってくれて何か言ってくれたんだけど分かりませんでした。何か手で輪を作ってたから、この蔦で何か輪っかを作れと言ってたのかな？と。建築様式はルネッサンス。
次はバスに乗って移動してドゥオモ（Duomo）へ。
ドゥオモ付近ではガイドさん達と警察とで一悶着あったらしく、バスは長時間駐車禁止！と五月蝿いそうです。最初は観光バスの乗り入れ禁止、とか言われたらしいんですが、ガイドさん達がデモとかして取り合えず乗り降りのための停車はＯＫにしてもらったとか。でもいつ何時「ダメ」って言われるかわからないから、もしかしたらドゥオモ見られないかも？とか言われました。大変なんだなぁ。
でドゥオモの裏につきまして、最初は後ろから見ます。
尖塔が沢山在ってそれぞれに聖人が立っていて、一番高い塔には金色のマリア様が乗っています。なんつーか、迫力にというかきれいさにというか細かさにでもいいかも、とにかく圧倒。このドゥオモは完成まで600年くらいかかっているのだそうです。最初の「建てよう！」という意思が600年も続いてちゃんと途中で有耶無耶にならずに完成するっていうのはすごいですね。教会だし、結局は信心に根ざす所だからそんなことができるんだろうけど、それでもすごいなぁ。
自分は何かを信じているわけではないんですが、こういう宗教関係の建物とか絵とかは割と好きだったりします。単純にそこに集まる気持ちを尊敬するというか、自分にはないからなおさらすごいと思う。
教会の中は薄暗くって天井がすごく高いです。キリストの生涯を描いたステンドグラスとか、大きい十字架とか光を模った物がが掲げてあったりして、不信心なヤツでもなんとなく厳かな気分になれます。
完成まで長い時間がかかってるので、内装とか統一性に欠けている部分があって、柱の様式なんかは変なんだそう。このドゥオモはゴシック建築で、天井の重さが梁を伝って全部柱にかかるように作られていて、だから窓が大きく取れてきれいなステンドグラスを入れられるようになったんだそうですが、本当は柱の途中に飾りは入らないんだって。そういうことは言われないと分からないんだけど、わかると面白いんだろうなぁ。
正面の方へと移動していくと、入り口近くの床に星座の名前の入った石が入ってます。天井（壁だったかも）に小さな穴が開いていてそこから入る光がどの石の位置にあるかで月がわかるんだそうです。で外へ。
正面は現在修復中で全体にネットと足場できれいな作りが全然見えません。だから後ろから入ったんだなぁと納得。正面は広場になっていて騎馬像があります（しまったなぁ、誰か忘れた。確かVittorio Emanuele Ⅱ）。この像、電気が流れてて鳩が寄ってこないんだって。
ドゥオモを背景に右手にアーケードの入り口があって、そこがヴィットリオ・エマヌエーレ２世通り（Galleria Vittorio Emanuele Ⅱ）。十字型になっていて床はモザイクになっています。屋根というか梁みたいのとかもきれいな彫刻が施してあります。ちょうど中心になるところでは何かイベントがあるのか小さい舞台みたいなものがセッティングされています。マクドナルドがあって、ここのトイレを借りました。だもんで、スカラ座の説明は聞けず、写真も取れませんでした(--;
ここでちょっとフリータイム。スカラ広場に面したショップでパチもんのデルピエロのユニフォームを購入したら、何か書かれた紙と一緒に袋に入った50cent硬貨が。何が書いてあるのかわからん。
フリータイムが終わったらミラノ観光も終了。途中お土産やさん（ベネツィアングラスとかカメオの店）にトイレ休憩兼ね寄って、お昼ご飯です。パスタとコトレッタ・アラ・ミラネーゼ（ミラノ風カツレツ）。こっちの人は皆飲んでて、消化にも良いよと言われたコン・ガスの水は炭酸がすっごいキツかったです。ビールよりもキツイ。
でミラノを離れて次の街へと向かいます。