小池田 マヤ 著 「ときめき まっくん!」(芳文社)
をご存知でしょうか?「まんが タイム」という雑誌に連載されていたんですけれどもこの「まっくん」ちょっとシンジのイメージだったりするのでした。
(だって家事全般ばっちりで、バレンタインは手作りチョコ、服のリフォームまでできるし、面倒見も良くて、桃ちゃんの部屋は彼女が綺麗にしてるし・・・あくまでも私的に、ですが)
桃子=アスカ、黒沢=カヲル
で読んでしまい、ちょっとイケそう・・・などと思ってしまったのでした。
すべての話にカヲシン変換かけられるわけではもちろんありません。
変換できるお話は少ないのですが! ちょっと遊んでみました。
まっくんは、ぽっちゃりしているごく普通のOLで、同じ会社の黒沢さんという人に憧れてます。
この黒沢さん、社内一モテる男でたくさんの女の人とお付き合いしてます。まっくんが自分を好きな事を知っていて、残業とかを頼んだりしてくるのです。さすがに悪いと思うのか(多分違うでしょうが)時々まっくんを食事に誘ったりしてくれるのですが、他の人とは豪華ディナーでもまっくんとは定食屋だったりします。それでもまっくんは一途に黒沢さんを思いつづけているのでした。
まっくんには「桃子」という幼なじみがいまして、一緒の会社でOLしてます。(元ヤンです)スタイルも良くてもてるのですが、桃ちゃんは年下の男の子が大好きなのでした。そしてまっくんを利用している様に見える黒沢が嫌いなのでした・・・
(他にも面白いキャラとして白井さんとか、藍子ちゃんとか、二備くんとか出てきますが、エヴァキャラに当てはめることができない・・・いやでも桃子をミサトで見れば、白井を加持で見ることも・・・ムリか、な?・・・)
説明不足ですね。ええと、原作は4コマを基本とした(時々8コマになる)シンプルなマンガです。
適度にHだと思います。絵的にではなくネタ的にですね。青年誌になるんだと思うし。
もし私にマンガが描けたなら、本当は絵で描きたいところですが、 残念ながら画才は皆無で(文才もないですが)カヲシンらしくなるように多少手を加えて変換してみました。
電車を乗り過ごしてしまい、カヲルと一緒に会社をサボってしまう羽目になったシンジ。
ここまできたらしかたないから、と終点の海で少し遊んでしまう。
そして海の家で並んで座ってかき氷を食べる事になった・・・
にこにこと嬉しそうに赤い氷を口に運ぶシンジを見て、カヲルはたずねる。
「氷いちご、好きなの?」
「うん」
シンジは本当においしそうに嬉しそうに肯く。
「舌が赤くならない?」
「多分なってるよ、ほら」
聞かれてシンジはぺろりと舌を出してみせた。
「シンジ君はかわいいね」
いきなり何の脈絡もなく、それもにっこりと極上の笑顔で言われてシンジは真っ赤になる。
「もう目立たないね」
首まで赤いシンジに、カヲルはにこやかに言った。
バレンタインデーを翌日に控え、その日は出社できない女の子達がすでにカヲルにチョコレートを渡しているのをアスカは偶然目撃してしまう。
「え? カヲル君、もうチョコレート貰ってるの?」
「いっぱいね。あれは誰にどれ貰ったかなんて覚えてないわね、たぶん。シンジもさー、目立つには考えたほうがいいんじゃない? どうせもう気持ちはバレてるんだし」
「え? でも、どうしたら…」
アスカはシンジの反応が見たくてわざとそういう言い方をしたのだけれど、シンジは本気でおろおろして困った顔を見せた。
少ーしだけ罪悪感を持ちながらもアスカはにこやかに言う。
「上げないのが1番!」
「そう、かな・・・」
困惑しながらもアスカの意見に素直に耳をかすシンジ。
そんなシンジを見ながらアスカは内心ほくそえんでいた・・・
“・・・これで用意したチョコは私のものね・・・シンジのお手製チョコ、市販のよりおいしものね。
ラッキーーーー!!”
バレンタイン当日。
カヲルの周りには女の子が群がっていて、シンジはチョコを渡すどころか声をかけることすらできなかった。
上げないのが1番、とアスカにいわれた事もあり、持って来ていたチョコをそのまま抱えて家路につく。
「シンジ君」
声をかけられて顔を上げるとカヲルがにこやかに立っていた。
その両手にはチョコでいっぱいの紙袋が下がっている。
「カヲル君!? 相変わらずいっぱい貰ってるね、チョコレート」
ため息を吐くようにシンジは感嘆も込めて言う。
そのままなんとなく並んで歩く。
「シンジ君は今年くれなかったね。なんで?」
“気にしてくれてる?”
そう思うと、上げないという作戦が成功したような気がしてシンジは少しだけドキっとした。
「あの、カヲル君毎年たくさん貰ってるから、現に重そうだし迷惑かなって」
「うん、重たいよ」
「僕も、今年は重たいな・・・」
その言葉は思わず出てしまったものだった。
特に何かを狙ったつもりはない。そんな芸当がシンジにできるわけも無かった。
けれど・・・
「軽くしてあげようか?」
「え?」
「チョコレートちょうだい」
「え、う、うん」
優しい微笑みと共に手を出すカヲルに、シンジはまるで催眠術にでもかけられたようにぎくしゃくとラッピングまでお手製の箱を渡す。
「ありがとう。軽くなった?」
「・・・・うん・・・」
真っ赤になって俯いてしまったシンジの隣を、カヲルはゆっくりと歩いた。
「あっ カヲル君!」
人込みで急に顔を輝かせるシンジに、アスカは驚いて周囲を見渡すけれどすぐにはわからない。
「え?どこ?」
遠くそれらしい頭をようやく見つけるけれど、かなり小さく、普通なら見逃してしまいそうな距離だった。
「あんな人ごみの中よく見つけるわね…」
「気配で分かるっていうの、かな?探す気なくても見つけちゃうんだ」
カヲルを見る事のできた喜びでにこにこのシンジにアスカはよくわからないといった顔で
「ふーん・・・ゴキブリみたいなもん?」
「違うよっ!」
その日もカヲルは仕事を頼みに来ていた。
シンジは嬉しそうに引き受けているけれど、アスカから見ればただ利用されているとしか思えない。
それに気付かないシンジにも腹は立つのだけれど、シンジの気持ちを知っていてそんな態度をとるカヲルが、アスカは嫌いだった。
だから自然と視線も、睨み付けるようにきつくなる。
「惣流さん、どうして僕のこと嫌いなのかな?」
アスカの視線を感じてカヲルがぼそりとシンジに言う。
「え? 気のせいだよ。カヲル君を嫌いな人がいるわけ無いじゃないか」
アスカは、聞こえてきたその言葉に顔を引き攣らせている。
シンジは本当にそう思っているようで、その笑顔には一点の曇りもない。
そんなシンジにカヲルは微笑み掛ける。
「シンジ君のそういう所が好きだよ」
「え?」
真っ赤になったシンジに、じゃあと手を挙げて去っていくカヲル。
今までシンジに対して「好きだ」なんて言葉を言った事がないことを知っているアスカは、カヲルの変化に戸惑いを隠せなかった。
「今日はカヲル君に会えなかったなあ」
会社帰りに寄った喫茶店でシンジは深いため息をついた。
同じ社内とはいえ、課は違う。カヲルは外回りや出張も多く、いつも見られるわけではなかった。
「そういう日もあるもんでしょ」
またカヲルの事か、とアスカは多少うんざりした気分で特に慰めるつもりでもなく答えた。
ふう、とひとつため息をつきシンジはポケットに手を入れる。
「でも写真のカヲル君にはすぐ会えるし」
「げえ」
写真なんかを持ち歩いているシンジの気持ちはアスカには理解できない。
狙った相手は速効勝負!が心情のアスカだ。そして引きずるような事もない。
“本当に馬鹿シンジなんだから・・・”
そんな風に思いながら窓の外に視線を向けると、カヲルが通り過ぎるところだった。
「こんなに会いたいと思ってても会えないもんだね」
写真に見蕩れててカヲルに気付かず、ため息をつくシンジに
「まー、恋なんてそういうもんだよねー」
とアスカは投げやりな返事をした。
絶対にシンジの恋が実る事はないな、と確信しながら・・・
シンジは、あいも変わらずカヲルに頼まれた残業をしていた。
おにぎりとお茶を差し入れにとおいていってもらったけれど、カヲルが女の人と一緒だったのを、シンジは知っていた。
“やっぱり、利用されてるんだよね・・・”
そう思っても好きだという気持ちには何ら変わりはない。
寂しくないわけじゃないけれど、でも自分はそんなカヲルが好きなのだから、仕方がない。
そんなことを考えていたら、カヲルがお寿司をお土産に帰ってきた。
「もう全部してくれたんだね。ありがとう」
今まで仕事を頼まれても、こんな風に途中に来てくれた事はない。
“どうして? なんで戻って来てくれたのかな?あの女の人はどうしたんだろう?”
聞いてみたくはあったけれど、真剣な顔で書類に目を落とすカヲルを見ているとそんなことはどうでもよくなる。
“・・・こんな風に、となりにカヲル君がいるだけでいいや・・・”
シンジが頬を染めて二人っきりの幸せをかみ締めていると、おもむろにカヲルが言った。
「シンジ君、僕に何も聞かないね、"どうして"、とか"なんで"、とか」
その言い方がなんだかすごく優しい気がした。
だから思わずじっとカヲルを見てしまう。
カヲルはそんなシンジの顔を見て、いたずらっぽく笑うと
「どうして?」
そう言った。
“からかわれてる・・・”
そう思うと、もうカヲルの顔を見ていられなかった。
カヲルが変わらないいたずらっ子の様な顔で見ていると分かったから、ずっと顔を上げられなくて、シンジは真っ赤になって俯いていた・・・
「一人だったら、一緒にどう?」
カヲルが食事に誘ってくれる回数が増えたような気がする。
相変わらず普通の定食屋だったけれど、シンジは正直嬉しいと思っている。
ただ。
「・・・・・」
何か考え事をしているのかカヲルはあまり話さない。
“何か、話題ふった方がいいのかな・・・でも考え事の邪魔かもしれないし・・・・・”
そうして
「じゃあ、また」
そう言って去っていく。
“今日も何も話さなかったけど・・・ またって、これでいいの?カヲル君!?”
にこやかに手を振りながらも複雑なシンジだった。
今年のバレンタインはプレゼントを付ける事にした。
組み紐のカフスリンクス(もちろん手作り)
先日の食事のとき、カヲルのチャイナボタンのカフスがほつれかかっていたのに気付いたから。
“ありがとう。気がきくね”
そう言って欲しかった、のに。
「やあ、待ってたんだシンジ君。今日ずっと何か渡したそうにしてたけど、チョコレートだろう?」
「き、気がきくね、カヲル君・・・」
言う側に回ってしまったシンジだった。
その後、また定食屋で食事となった。
そして変わらず沈黙が流れる。
無理矢理会話をつなごうとしたけれど、カヲルは黙り込んでしまう。
“また、考え事かな・・・?”
「シンジ君は、僕を良く見てるよね」
急に違う話題を振られてシンジは慌てる。
「え?」
「カフスをくれたのは、僕のがほつれてたのに気付いたからだろう?」
「う、うん」
“やったぁ、気付いてくれてる!”
思わずハートマークを付けたくなるほどシンジは嬉しくて、顔が緩んだ。
「これはシンジ君の気持ちなのかな?」
「そ、そのつもり、だけど」
「僕とくんで(組)
しばり(紐)
とめたい(カフス)、か。
大胆なメッセージだね」(にっこり)
「ち、ちがうよーーーーっ!!!」
「なんだ、違うの?」
「違うよっ!何言って・・・」
からかわれてる、と思っても焦って言葉が続かないでいると、急にまじめな声でカヲルが言った。
「・・・日本語は、複雑で美しい言葉だよね。こんな風に違う意味に取られる事もあって、それが怖くて僕はあんまり言葉にしないし、シンジ君は見る人だから大丈夫だと思ってたんだけど。
どうして僕がシンジ君を誘うのか、本当に分からない?」
その顔が、シンジを見る目が優しくて。
とても、とても、優しくて。
そんなわけないって、そう思ったけれど、シンジは聞いてみた。
「か、カヲル君。僕の事、好き?」
本当はずっと聞きたかったこと。
「好きだよ」
「ぼ、僕もっ」
「知ってるよ、見てたら分かるから」
両想いになったと思った。お付き合いらしい事もしてはいる。
思いがけなく子供の頃の話を聞いてしまったり、ホワイトデーのプレゼントも貰った。(ついでにキスもちゃんとした)
けれども。
カヲルは相変わらずいろんな女の人と会っていた。
アスカは、
「だまされてるって言ってるでしょ! 弱み見せるし甘えるくせに、何やっても許されると思って浮気も隠さないなんて!」
そう言うけれど。
でもシンジはカヲルが好きだった。
自分に自信があるわけじゃない。
カヲルが自分なんかを見てくれる日は来ないと思っていた。
だからこそ、カヲルの言葉を信じたかった。
好きだって言ってくれたのは、確かなんだから。
「やあ、シンジ君」
はっと顔を上げると、女連れのカヲルがいた。
“僕のカヲル君なのにぃ〜〜〜〜〜〜!!!”
思わずダッシュで逃げ去ってしまうシンジがいた。
家に帰って鏡を眺めてしまう。
やっぱり信じられない・・・
“変だよね、こんな僕がカヲル君と付き合ってるなんて。僕、自信なんて、持てないよ・・・”
電話が鳴った。
「はい、碇です。カヲル君!」
“今日変だったから気になって。どうしたの?”
「だって他の女の人と、一緒だったから・・・」
“嫌だった?”
「・・・・・・」
嫌に決まっている!そう思うのに、それでもシンジには言えなかった。
カヲルが自分を選んでくれたと、付き合っているんだということを1番信じてないのは自分だと、シンジは思う。
「・・・カヲル君、前から聞きたかったんだけど、どうして僕なんかと付き合ってくれるの? あんな綺麗な人がいるのに僕なんかの何処が良くて・・・」
“僕はシンジ君のその‘僕なんか’ って言うところが嫌いだな”
「え?!」
目の前が暗い気がする。
あまりの衝撃で受話器を落としそうになる。
カヲルの声は何処かしら冷たく聞こえて、シンジは涙が出てくるのを自覚した。
でも。
“あとは全部好きだよ。だから”
「カヲル君・・・」
続けられた言葉は柔らかく耳に届き、シンジはさっきの涙が違う意味で溢れてくるのを見ていた。
こういうのをアップするのはいつも迷うのですが、いかがでしょう?
“何でもカヲシン変換病”はみなさん罹られている病だと思うのですが、他のサイトではあんまり見ない気がして・・・
ずるい、んですかね。なんか極悪変換しているような気がしてきた・・・
あくまでも私の好きなマンガを私が好きなように弄くったので、 「まっくん」を知ってる方が、なんじゃこりゃぁ!!と思われたとしても、また「まっくん」に興味を持たれて立ち読み
or 購入されて、もしお気に召さなくても責任は取りませんので、あしからず。
小池田マヤ先生は、私の注目しているまんが家さんです。他にもいろいろと描かれてますね。(バツイチ30ans、聖☆高校生、すーぱータムタム、すぎな!レボリューション、など)
あんまり本屋さんにないけどね(いいのか?笑)
1999年にupは間違いないけどいつか忘れた。9月以降じゃないかな。
2010-07-14:裏においてました。