「創作者さんに50未満のお題」から。
100のお題は先が見えず、更新停滞対策の一環として。
どうせ長い話は作れないのだから、流行のついったに則って「140文字以内」で短文をば。
与えられたのは勉強部屋が独立したようなもので閉じこもることはできなかった。
体よく除外されて一緒にご飯なんて気分にはなれなず。朝は早く、夜は遅く時間をずらした。
火の気配のない台所。ただ手を口を動かして。
だから「おはようございます」を思い出すのに少し時間が必要だった。
(132文字)
先生がボソッと
「お前、あいつに似てるよ」
と言ったことがある。“見た目だけだけどな”と。
「あいつも一人で居たけど、お前とは違う一人だったなぁ」
似ない方がいいと思うし喜んで良いはず。
・・・一緒にいたら中身も似ちゃうのかな。
(109文字)
「シンちゃーん、歯磨き粉貸してよ」
さすがに“ええっ?!”って思ってそう言ったら“歯磨き粉って家族で共有じゃない?”だって。
アスカは「ずぇったいに嫌!」と言っていたし、僕も正直嫌なんだけど。
普通は平気なのかな? 今度トウジ達に聞いてみよう。
(118文字)
「プライバシーの侵害です」
小さく悪戯めいてレイが笑う。そんな表情を私に見せたことなどなくて、驚きを隠せない。
たくさんの、たくさんの小さな変化。
考えたこともなかったが、“お父さんあっち行って”と言われた父親はこんな風に感じるのだろうかと、馬鹿なことを考えた。
(128文字)
聞き逃しそうなくらい小さなつぶやきだった。
“小さい頃は? 可愛かったのに?”
何を今更言っているんだろうこの人は。放り出したのは自分じゃないか。
こんなにじっと見たことはないってくらい眺める。いつも通りの冷たい目。
聞き間違い、かも。
たぶん僕も変な顔をしていた。
なんだか変な空気だった。
(139文字)
ママとは年に数回、カードの遣り取りをする。Weihnachten、Ostern。そしてGeburtstag。送ってくるから返す。
まめだなぁって思う。私のこと嫌いなくせに。
“Alles Gute zu Deinem Geburtstag”
手書きなのは嬉しいけど、絵はいつも微妙なのよね。
(138文字)
近頃シンちゃんが「手伝って下さい!」ってちゃんと言うようになった。前は遠慮なのか何なのか全部一人でやっちゃって、でもお礼を言っても憮然と「別に、これくらい」だったのに。アスカにも自分の分くらい片付けろって言えてるみたいだし。うん、良い傾向。
まぁ、ちょーっち五月蠅い、かなぁ。
(137文字)
「ただいま」は言わない。お風呂もご飯も、自分のためだけに準備して片付けてが面倒だと思う。洗濯するのも時々しんどい。
以前はもっとしっかりしてた、ハズ。まぁ同居人がルーズだったってのもあるんだけど。
でもああなっちゃうもんなんだな。
踏み止まるなら今だとは思うんだけどね。
(132文字)
「最近おなか出てきちゃってさぁ」
相変わらずのいつもの格好でおなかをさすりながらミサトさんが言った。
・・・どう答えろと言うのだろう。模範解答がわからない。
でもまぁ、じと目で見られたりはするだろうけど。
「ビールばっかり飲んでるからでしょう?」
(119文字)
僕は人間を模してても人間ではなくて。だから家族なんかいない。人間を知る過程で聞きはしたけどそれだけだった。
自分がもし人間で。ただ普通に知り合っていたら。
一人一人を寄せ集めて、でも「家族」って呼べそうなものになって、って未来も在り得たのかな?
君一人でも十分ではあるけどね。
(135文字)
どうしても一人称になっちゃうなー。
140文字って微妙ですねぇ。
本来なら小ネタんとこに入れるべきか。